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滋賀県草津市南草津5丁目の新築工事外壁RC1200㎡ファインクリスタルコートシステムで専用プライマーを施工

ガラス塗料とは?

Glass paint

ガラス塗料は、特許技術のシリカ溶液で、常温施工により各種基材に硬質で密着性に優れた非晶質のセラミックス膜を形成する常温硬化ガラス型塗料です。この被膜は可撓性に富み、紫外線に強く超耐久性を発揮するとともに、不燃性、撥水性、耐透水性、耐薬品性、耐汚染性に優れています。

石英ガラスを液状化し、塗布し安定させることによって、生活温度でガラス膜を作ることができる、ガラス塗料・コートシステムは、無機100%の一液性塗料により、コンクリート、モルタル、スレート、金属、木材など、各種基材に常温で被膜を形成します。 

ガラスの皮膜をもつホーローは、従来、高温でなければできませんでした。ガラス塗料の発明により今まで高熱処理のため不可能であった木材などの素材にも常温でホーローが出来るようになったのです。 

ガラス塗料の組成

成分中含有ケイ素成分(SiO2)が換算で40重量%以上で必要に応じて顔料や骨材などが配合されます。尚、本組成物は無溶剤で、しかも水もしくは水酸基もまったく含有しないシリカ溶液(常温硬化ガラス型塗料)を作成する事ができます。また、成分は以下の通りです。

  • 液状で無溶剤のオルガノポリシロキサン

  • 官能性側鎖アルコキシシランイオン

  • 化された金属化合物(有機、無機)及び触媒

ガラス塗料の硬化機構

成分中のオルガノポリシロキサン官能基が、下記に示す反応課程の一例の様に、第一段で空気中の水分により加水分解を受けて水酸基に変化し、第二段で該オルガノポリシロキサンの水酸基をオルガノシロキサンの官能基がアタックし、触媒の作用もあり、脱アルコール反応を起こし、3次元構造の高分子化合物のポリシロキサン硬化体を形成すると考えられています
すなわち、加水分解、脱水縮合の反応が促進される結果、常温領域において分子構造が安定化し金属酸化物ガラスが得られるものと考えられます。硬化したときのSiO2(石英ガラス成分)率は99.7%になります。燃焼生成された通常のガラスより純粋な石英ガラスが作れます。

加水分解、脱水縮合の反応が促進される結果、常温領域において分子構造が安定化し金属酸化物ガラスが得られるガラス塗料の硬化機構

ガラス化の証明

ガラス塗料は常温で安定するガラス液であり、光触媒を持つ組成系であるSiO2系のガラス系の為、アナターゼ型チタン酸化物(粒子)を必要とせず、アモルファス系にて光触媒機能をもっております。

ガラス塗料SiO2の組織図

また、従来のゾル-ゲル・有機系コーティング材には不可能な各色・各材へのコーティングの成膜が可能となります。配色原料中のSiO2CONTENT量は、57%~64%であり、ガラス化の時点では、SiO2単位の場合は99.7%で、このガラス化状態を実証するデータは、下表の図1/図2の通りです。

ガラス化の証明・X線解析と
灼熱ロスのグラフ

ガラス塗料の特性

成分

SiO2

塗布最大膜厚

13μm

耐熱温度 (℃)

700

硬度

9H

比重 (25℃ )

1.05

pH

5.0

屈折率 (ベッケライン法)

1.43

体積固有抵抗 (at25℃/Ω-cm)

1014<

液中ガラス成分 (%)

57

物質特性

外観

淡黄色液体

粘度

40cp

臭気

アルコール臭

保存性

開缶後密閉状態で6ヶ月

促進耐候性試験

下表ははガラス塗料の塗膜が石英ガラスである証明でもあります。

促進耐候性試験のグラフ。ガラス塗料と市販ウレタン系塗料と市販アクリル系塗料で比較すると、ガラス塗料のガラス塗膜は優れた耐候性を示している。

シリコーンとガラス塗料の違い

ガラス塗料(常温硬化ガラス型塗料)はシリコーンなどの無機質系有機塗料とは異なり、石英ガラス膜を生成します。塗膜性能はシリコーンとは比較にならない程の差があります。
ガラス塗料の社会的認知が進むにつけ、シリコーンをガラス塗料と称している者が見受けられます。お気をつけ下さい。

Features

ガラス塗料の特徴

ガラス塗料コートシステムとは、常温でガラス化する『常温ガラス』と呼ばれる新素材を用いたコート施工です。常温でホーロー化するコーティングが実現できるため、耐候性や防水性、耐汚染性など優れた効果を出す事ができます。ガラス塗料コートシステムにより、専用のプライマーも開発できました。

これまでガラスコーティング効果が発揮できなかった有機樹脂等にもコーティングすることが可能になりました。石油化学製品は有用な製品を提供するとともに、水質汚染・大気汚染・土壌汚染など様々な問題を引き起こしてきました。ガラス塗料とその施工は完全無機質であるため、今日直面する地球環境問題へのソリューションとしてご提案したい商品です。

食品衛生法適合品

適合する10高セ
食品衛生法・食品添加物等の規格基準(財団法人科学技術戦略推進機構)
第0-1804号及 試3349号
厚生労働省告示(高分子試験・評価センター)
※経済産業省・工業標準化法に基づく指定検査機関 厚生労働省 食品衛生法に基づく指定検査機関 第370号

各種機関の認定・指定

第11不燃材料
国土交通省告示 第1400号
車両燃試 14-244K 判定 不燃
鉄道車両用燃焼試験(社団法人日本鉄道車両機械技術協会)

ガラス塗料の効果試験

試験項目

試験条件

試験結果

付着性

JISK5400基盤目テープ法

100/100

硬度

鉛筆引っ掻き硬度

9H

付着強さ

建研式引っ張り試験 (鉄板)

35.3㎏ f/

耐水性

水道水浸漬50℃×200時間

異常なし

耐湿性

50℃×RH98%×240時間

異常なし

耐酸性

5%H2 SO4 液浸漬1ヶ月

異常なし

耐溶剤性
ラピングテスト

MEK 500グラム×10往復
ラッカーシンナー 500グラム×10往復
無鉛ガソリン 500グラム×10往復

異常なし

耐候性

スーパーUVテスター14000時間

異常なし

コートシステムの主な用途

対象物

コーティング効果

耐候性/防錆性/耐酸性/耐摩耗性/絶縁性/耐汚染性

アルミニウム

耐候性/耐酸性/絶縁性/耐汚染性/傷防止

ステンレス

耐候性/高温耐/酸性耐/汚染性傷防止

塗装面

耐候性/耐汚染性/防かび性/環境ホルモンの流出防止

コンクリート、モルタル、など

耐候性/防かび性/耐酸性

木材

防湿性/防虫性

防湿性/防虫性

繊維

防湿性/防虫性

樹脂

耐汚染性/環境ホルモンの流出防止/ハードコート

耐化物

耐熱性/溶融金属離型性

有機樹脂塗膜にも密着する施工を実現

ガラス塗料の場合は、御影石、大理石、磁器タイル等無機物に密着します。また、専用プライマーを併用した場合、有機樹脂にも密着させることが可能になります。
その他、ウレタンやアクリル・エポキシ・シリコーン等様々な素材に当商品をお使い頂くことができます。

落書き防止工事

ガラス塗料を塗装すれば、塗布面がホーロー化し防汚効果が発揮されます。写真はガラスコートされた橋梁に落書きされ、地元ボランティアが拭き取っているところです。簡単に落書きが取れています。

ガラスコートされた橋梁に落書きされ、地元ボランティアが拭き取り簡単に落書きが取れている写真

トイレガラスコート工法

ガラス塗料は劣化した磁器タイルを再生。またモルタル目地もガラスコートされるため臭いもせず清潔です。また新開発のファインクリスタルプライマーを施工することにより、磁器タイル面にも施工可能、着色できます

トイレガラスコート工法 工事前

トイレガラスコート工法 工事前

トイレガラスコート工法 工事後

トイレガラスコート工法 工事後

Case

ガラス塗料「コートシステム」の活用/施工事例

有機材質面にガラスコーティング

カラープライマー+ガラスコーティング

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